【おすすめ】「膠へのまなざし―再考そして応答」、7/25~8/23開催中(京都場KYOTOーbaにて)
「膠(にかわ)」は動物の皮や動物由来のたんぱく質を煮出して抽出した天然の接着剤。日本画などの制作において、岩絵具などの顔料を和紙や絹などの画面に定着させるために欠かせない展着剤です。温めると溶け、冷めると固まる性質があるので、温め直すと剥がしたり接着し直したりできる「可逆性」が大きな特徴です。材を痛めることなく直すことができることから、日本の伝統的な木工や文化財の修理でも重宝されてきました。
そんな伝統的な接着剤「膠」がどうやって作られ、どんな種類があり、どのように用いられているのか、日本画作品とともに膠を巡る文化の伝承を知ることのできる展覧会が「膠へのまなざし―再考そして応答」。東京展(日本橋高島屋)、大阪展(高島屋大阪店)を経て、現在、京都のギャラリー京都場にて開催中です。芸能の道具でも、楽器等の製作にとって膠は大切な存在。膠を通して日本の文化の広がりを実感する機会にもなりそうです。
詳しくは京都場のウェブサイトをご覧ください。→Kyotoba – It is the creation of a “place" for admitting and expressing free expression.
前原も東京展を観に行きましたが、多くの日本画作家が趣旨に賛同して出品していてその関心の高さを実感しましたし、改めてに膠自体の多様性を知る展示でした。京都場という会場自体の雰囲気も気になります。機会があればぜひ(何度でも)!(前原)
