【活動レポート】9月定例会合を行いました

今年は、ずるずると残暑が続いています。新型コロナウイルスの感染拡大・第7波もピークは過ぎ、少しずつ終息はしていますが、社会全体はまだモヤッとした気分。今月も、メンバーの早坂さんのサテライト・オフィス(東京都港区)で、会合をもちました(リアル参加とオンライン参加のハイブリッド)。

このたびは、2023年10月1日からスタートするとされている「インボイス」が、芸能道具の製作関係者にどのように影響してくるのか? を把握するため、税理士である早坂さんからこの制度についてのレクチャーを受けました。1時間半かけて丁寧に教えてもらったおかげで、概要は理解できましたが、芸能道具の製作者の人たちの経営状態はさまざまです。今後、みんなが「インボイス発行事業者(正式名称:適格請求書発行事業者)」になるか、ならないかを判断していくことになりますが、悩ましいところも多いなぁ…という印象でした。

「インボイス」は、めちゃくちゃくだけて言うと「国が認める請求書」。私の理解の範囲では、売上げが1千万円以下の人に大きな影響が出そうな感じで、インボイス発行事業者になると収入が減る可能性があり、ならないと取引先との関係でなにがしかの影響が出そう…と感じました。

「インボイス発行事業者」になるためには、原則として来年(2023年)3月31日までに申請書を提出する、ということになっています。だんだん日にちも迫ってきますよね…。

早坂さんからのアドバイスは、インボイス制度についてまず勉強して詳細を知る。そして申請の準備をした上で(申請しようとしたときに、わたわたしないように申請書類を確認するなどして予習をしておく)、「政治の状況によって、制度の導入が延期されることもあるかもしれないので、あわてて申請せずに、年内くらいまで、少し様子をみるというのでもいいのかも」とのこと。

ちょっと向き合いたくないという気持ちも生まれがちですが、放置せずに、まずはインボイス制度についてしっかり詳細を理解しておくことが大事だと感じました。インターネットにも制度の説明の情報がたくさん紹介されていますので、ご自身で情報収集をして準備しておくことをオススメします!(田村)

【参考】ちょっと固い資料になりますが、インボイスについて説明されているページをご紹介します。

国税庁 https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/zeimokubetsu/shohi/keigenzeiritsu/pdf/300416.pdf

TKC(会計事務所サポート企業)すぐ分かる!インボイス制度対応ガイド https://www.tkc.jp/lp/invoice/