芸能道具クロストークシリーズ vol.1 開催報告
2024年9月29日、道具研の初めてのイベントとして「芸能道具クロストークシリーズvol.1 琵琶のミライ 石田克佳×曽村みずき」を開催しました。会場は、東京・上野にある国登録有形文化財建造物の市田邸。夏の余韻が残る暑さのなか、定員いっぱいの20名のお客様にお越しいただきました。
音楽学の研究者であり琵琶の演奏もされる曽村みずきさん(左)が聞き手となり、琵琶製作の第一人者である石田克佳さん(右)からお話しをうかがうとともに、琵琶製作の実演、そして最後には石田さんによる琵琶の演奏も行われました。
【参加者の声(アンケートから抜粋)】
・材料、道具、伝統から継がれた形式など学びになりました。
・琵琶の生演奏も初めて聞いて、いろんな奏法や音色や語り事、聞いて感動した。
・日本の伝統芸能、邦楽で共通する道具、材料などで連携して未来へつないでいこうとする動きがあるかどうか…
・にかわについて。古い材料が使えなくなり、新しい材料が生まれ、プラスの効果があることが大変興味深かったです。
・ゲストとの距離が近いのが良かったです。
このほか、アンケートには「異なる分野を交差させる企画を行ってほしい」「今後もクロストークでゲストお二人の対話企画を楽しみにしています」という期待の声もありました。
今後もさまざまな「クロス」のスタイルを探りながら、伝統芸能に関するクロストークを重ね、ミライを開いていきたいと思っております。
なお、このクロストークの様子は後日、映像配信(有料)を予定しております。詳細が決まりましたら、またWebサイトでお知らせいたします。